JA全農北日本くみあい飼料株式会社

徹底した品質管理で
フードチェーンの川上を担う。

八戸工場 業務部 品質管理課
2019年入社 農学部 動物資源生命科学科卒業

Q1

現在の仕事内容は?

業務内容は主に飼料原料・製品の見映えの確認・成分分析、製品の配合割合・表示票の確認です。畜産物、ひいてはそれを口にする人々の健康の安全を確保するためには、畜産の基礎的資材である飼料の安全を確保することが非常に重要です。そのために私の所属する部署では製品の適切な品質の管理を行っています。

まず受け入れた原料や製品を目で見て、見た目や臭いに異常がないか、異物が混入していないかを確認します。その後、必要に応じて飼料の安全性に係る粗たん白質などの7成分の分析を行います。異常がみられた場合には原因の特定も求められます。原因の特定にあたっては様々な条件を鑑み、客観的に判断する必要があるため、適宜上司に相談したり、周囲と話し合いながら課題に取り組んでいます。

Q2

仕事のやりがいは?

旅行先で家族と食べた鍋の鶏肉が、当社の配合飼料で育ったものだったことがあります。偶然、その飼料の表示票を確認したばかりのことだったので、非常に感慨深く感じました。

品質管理課にいると販売先の生産者と直接顔を合わせたり、飼料を給与された家畜や畜産物を見る機会はなかなかありません。その中で、自分が関わった鶏肉を口にすることで、飼料の製造から畜産物の消費までの流れを実感し、仕事へのモチベーションが上がりました。私の仕事は畜産生産の流れで見ればあくまでごく一部ですが、自分の仕事との繋がりを実感できたよい機会となりました。

Q3

当社に入社した理由は?

家畜生産費用の半分近くは飼料費と言われています。その中でも配合飼料が多くを占めることから、低価格で安心して給与できる配合飼料の生産に関わることで、生産者を支える仕事をしたいという思いがありました。そのため就職活動では、家畜用飼料を生産している企業を中心に採用試験を受けました。また、並行して公務員試験も受けていたため、企業の採用試験は5社のみに絞り込みました。

入社の決め手は、在学中に牛の世話をしていた際に当社の配合飼料を使用していたことです。当時牛が配合飼料をよく食べる姿を見て、この飼料会社で働きたいと強く思いました。加えて、東北6県で転勤のある当社であれば、色々な土地で暮らすことができることも入社を決めた理由のひとつです。

就活生へメッセージ


想像以上に企業、職種、働き方の選択肢は様々です。当社のお客様が消費者ではなく畜産生産者であるように、普段生活していて目にする企業のみが就職先の選択肢であるとは限りません。就職活動は、自分がどんな仕事、働き方をしたいのかじっくり考える良い機会だと思います。将来について考えることは面接などその後の就職活動に繋がるので、たくさん悩んで自分がどうしたいのか人に伝えられるようにすることで、就職活動の方向性が決められると思います。ぜひ自信を持って就職活動を進めてください。